エクセル・スプレッドシートで日程調整する方法
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エクセルで日程調整はできますか?
できます。参加者が10人以下で、全員が同じファイルを開ける環境なら十分です。すでに共有ドライブで作業しているチームなら、新しいツールを増やさないほうがむしろ早く終わります。
表計算ソフトの利点は、項目を自由に足せることです。会費、送迎の要否、持ち物、座席の希望まで、思いついた列をその場で追加できます。決めることが日程以外にも多い集まりでは、この自由度が効きます。
限界が来るのは、参加者が増えたときと、社外の人が混ざったときの2つです。理由は次の順に説明します。
表はどう作ればよいですか?
1行を1人、1列を1つの候補日時にします。候補日時は「11/8(金)19:00〜21:00」まで書き切り、○△✕は入力規則のプルダウンにします。自由入力にすると表記が揺れて集計できなくなります。
| 列 | 理由 |
|---|---|
| 名前 | 必須。同姓がいる場合は「佐藤(営業)」のように所属まで入れてもらう |
| 候補日時(1列につき1件) | 「11/8(金)19:00〜21:00」まで書く。「11/8 夜」だと人によって想定が1時間以上ずれる |
| ○△✕ | 入力規則のプルダウンにする。自由入力にすると「たぶん大丈夫」が混ざって集計できない |
| ひとこと | 「20時からなら参加可」を書ける欄。無いと△の意味が幹事に伝わらない |
あわせて、シートの1行目に締切を書きます。ファイルを開いた瞬間に目に入る位置に無いと、依頼文に書いた締切は読まれません。集計用にCOUNTIF で○の数を数える行を最下部に足しておくと、確定の判断がその場でできます。
配布と共有、どちらがよいですか?
共有スプレッドシートに直接書いてもらうほうが転記の手間がありません。ただし全員がすべてのセルを書き換えられる状態になるため、参加者が増えるほど上書き事故の確率が上がります。
| 方法 | 向いている場面 | 起きやすい事故 |
|---|---|---|
| ファイルを配って回収する | 参加者が5人以下。共有ドライブが無い | 幹事が全員分を手で1つの表に転記する。返信の抜けに気づきにくい |
| 共有スプレッドシートに直接書いてもらう | 全員が同じアカウント基盤にいる社内の集まり | 他人の行を上書きできる。誤って行ごと削除されても気づかない |
| 出欠表ツールを使う | 参加者が10人以上、または社外の人が混ざる | URLを開く一手間が増える。表計算ソフトほど自由に項目を足せない |
どんな事故が起きますか?
他人の行への上書き、同姓の取り違え、行ごとの誤削除の3つです。いずれも編集履歴を開かないと気づけないため、確定したあとに「回答したのに反映されていない」と分かる形で発覚します。
原因は操作ミスではなく、仕組みにあります。表計算ソフトにはセル単位の編集権限が無いため、ファイルを開けた人は全員が全部のセルを書き換えられます。誰がどこを直したかは履歴に残りますが、幹事が能動的に見に行かないかぎり通知されません。
次の3つで、起きる確率をかなり下げられます。
- 名前の列に所属や下の名前まで入れてもらう(同姓の取り違えが消える)
- 名前列と候補日時の見出し行を保護する(表そのものが壊れなくなる)
- 回答期間中に一度、幹事がコピーを保存しておく(消えても戻せる)
仕組みとして防ぎたい場合の考え方は出欠表を他人に書き換えられないようにする方法にまとめています。
スプレッドシートのままでよいのはどんなときですか?
参加者が固定の社内メンバーだけで、日程以外に決める項目が多い場合です。この条件なら、ツールに移すほうが手間が増えます。列を自由に足せる利点のほうが、上書き事故のリスクを上回ります。
逆に、次のどれかに当てはまるなら表計算ソフトでは苦しくなります。参加者が10人を超える、社外の人やアカウントを持たない人が混ざる、スマートフォンから回答する人が多い(横に長い表はスマートフォンでの操作事故が最も多い形です)、の3つです。
こういう場合はどうする
| こういう場合は | これを使う | 理由 |
|---|---|---|
| 参加者が10人以下の社内メンバーで、共有ドライブがある | 共有スプレッドシートのまま | 新しいツールを増やす必要がない。列を自由に足せる利点のほうが大きい |
| 日程以外に決める項目が10個以上ある | 共有スプレッドシートのまま | 会う日の設問は5問までで、自由記述も作れない。項目が多い集計には向かない |
| 参加者が10人以上 | 本人だけが編集できる出欠表 | 同姓の取り違えと行の上書きが現実に起きはじめる人数。集計も自動になる |
| 社外の人・アカウントを持たない人が混ざる | 登録不要でURLから開ける出欠表 | ファイルの共有設定やアカウントの用意が要らない。回答までの手数が最も少ない |
| スマートフォンから回答する人が多い | 候補ごとに1件ずつ答える形式 | 横に長い表をスマートフォンで操作させると、隣のセルの誤タップが起きる |
よくある質問
- エクセルで日程調整をしても問題ありませんか?
- 参加者が固定で、全員が同じファイルを開ける環境なら問題ありません。社内メンバーだけの集まりや、すでに共有ドライブで作業しているチームでは、新しいツールを増やさないほうが早く終わります。
- 共有スプレッドシートで他人の回答が消えるのはなぜですか?
- 表計算ソフトにはセル単位の編集権限が無く、開いた人は全員がすべてのセルを書き換えられるためです。行を挿入したつもりが上書きだった、選択範囲ごと削除した、といった操作で他人の回答が消えます。
- 表計算ソフトで日程調整するときの上限は何人くらいですか?
- 目安は10人です。それを超えると同姓の取り違えや行の上書きが実際に起きはじめ、幹事が編集履歴を確認する時間のほうが集計より長くなります。
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